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2023.12.03
糖質制限とは?【栄養士監修】
「糖質制限」とは、一般的に炭水化物に含まれる「糖質」の量を減らすことを示します。先の説明の通り、炭水化物の内訳は「糖質」と「食物繊維」の2つできており、そのうち「食物繊維」は、「日本人の食事摂取基準2020※」の目標量よりも少ない量を摂取している傾向にあります。そのため、炭水化物の量を減らすのではなく「糖質」の量のみを減らす方法のことを「糖質制限」と呼ぶことが多いです。
過剰な糖質を摂取した場合、血糖値(血液の中の糖の量)が上がります。血糖値が上がり過ぎないようにするため、体内ではインスリンという血糖値を下げるホルモンが分泌されます。インスリンは糖質を体内に取り込み、それをエネルギー源として使いますが、余った糖質は脂肪として蓄積されます。これがいわゆる過剰な糖質の摂取によって体重が増えた、体に脂肪がついた、ということが多いです。
適切な糖質量を摂取すれば問題ありませんが、過剰な糖質量を摂取してしまうと、体に蓄えられてしまうのです。
※「日本人の食事摂取基準」とは、厚生労働省が、健康な個人または集団を対象として、国民の健康の維持・増進、エネルギー・栄養素欠乏症の予防、生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防を目的として制定したエネルギー及び各栄養素の摂取量の基準です。
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この記事の執筆者
ライフログテクノロジー(株)が開発・運営している健康管理アプリ「カロミル」のデーターベースを作る、管理栄養士を中心としたデータ作りのプロフェッショナルチームにご協力いただきました。