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「本当にパンが好き。」Pan&のパンを作るパン職人の想い #1はじまりは一本の電話

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2023.09.02

「本当にパンが好き。」Pan&のパンを作るパン職人の想い #1はじまりは一本の電話

#1はじまりは一本の電話

パンへの想いを語ってください!と投げかけると、「改めて聞かれると…身体に染みついていて、もはや生活の一部。でも、本当にパンが好きだから。」

株式会社スタイルブレッドで15年パン職人として働く「小嶋秀一」は、Pan&商品の中で不動の人気を誇る「ハニーソイ/はちみつ豆乳パン」を開発した人。また、発売から3か月たった今でも「バラエティパン」のトップを独走中の人気商品「オーガニックチョコと完熟バナナのルパン」をつくった張本人でもあります。

今回は、そんな人気商品を生み出し続ける、パン職人「小嶋秀一」のお話を3部構成でお届けします!

小嶋秀一/株式会社スタイルブレッド スタイルベーカリー製造部門の責任者

#1はじまりは一本の電話

まずは、小嶋がパン職人になった経緯のお話。—

高校を卒業し、大学に進学して、会社に就職する。なんとなく、周りと同じそんな人生を送るのだと、漠然と思っていた。そんな小嶋に、高校卒業後、転機が訪れる。
浪人生中の一年間、小嶋は飲食店でアルバイトを始めた。浪人生ということもあり、今後の人生について考えることも多かった。アルバイトをしながら沸々と「食」へ興味を持ちはじめ、幼いころから好きだったパンを作るパン職人になることを決める。 そうと決まれば、早かった。
パン職人になる人のほとんどが、製パンの専門学校などで基本的な技術を習得する。しかし、小嶋は専門学校などには行かず、地元のパン屋に「働かせてください」と一本の電話をし、パン職人の道を歩み始めた。

 

まずは、小嶋がパン職人になった経緯のお話。—

 

パンに対する想いは強く、熱い

パン屋、ケーキ屋など数店舗で経験を積み、スタイルブレッドに入社。—

株式会社スタイルブレッドは、4代続く群馬県桐生市にある街のパン屋であり、創業は1930年まで遡る。2006年に冷凍パンの製造販売に事業転換してからも、昔から続く「ベーカリー」は、「田中製パン所」「パナデリア」などと名前を変えながら、現在は「スタイルベーカリー」となり、昔も今も地元桐生を代表する街のパン屋だ。そんな地元の人気店に、冷凍パンへ事業転換する前(当社代表もパン職人として働いていた頃)からパン職人として入社する。
はじめはお店のパンづくりが仕事だった。しかし、会社が変わっていくのに合わせて、小嶋も、工場でのパンづくり、工場長、商品の研究開発、と、パンに纏わる重要なポジションを経験した。代表田中は、全社員が認める「熱い人」。そんな代表の一番近くでパンを作ってきた小嶋もまた、パンに対する想いは強く、熱い。「最終工程の焼成部分はやっていて楽しい工程。だれにも負けないくらい美味しく焼き上げるよう自信を持ってオーブンの前に立っている。」

—現在は、「スタイルベーカリー」の製造責任者。90年続くベーカリーを任されています。
(『#2 パン職人をまとめるキャプテン』 につづく)

【写真】小野奈那子

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