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「本当にパンが好き。」Pan&のパンを作るパン職人の想い #3「美味しいパンができた」と確信
株式会社スタイルブレッドで15年パン職人として働く「小嶋秀一」は、Pan&商品の中で不動の人気を誇る「ハニーソイ/はちみつ豆乳パン」を開発した人。また、発売から3か月たった今でも「バラエティパン」のトップを独走中の人気商品「オーガニックチョコと完熟バナナのルパン」をつくった張本人でもあります。
今回は、そんな人気商品を生み出し続ける、パン職人「小嶋秀一」のお話を3部構成でお届けしています!
#3 美味しいパンができたと確信
オンラインストア限定販売の「Pan&バラエティ」もスタイルベーカリーで毎日製造。—
今年の1月からスタートした『Pan&バラエティ』シリーズ。これまでに、様々なパンを考案し販売してきたが、中でも群を抜く人気ぶりなのが、「オーガニックチョコと完熟バナナのルパン」。生地の時点の味と、焼いた後の味は別物。焼くまではどんなパン、どんな味になるかわからないのが常だが、「チョコバナナのパン」に関しては違った。生地の仕込み段階での「生地なめ」という味見の工程で「これは美味しいパンができた」と小嶋は確信した。
—ありそうでなかったチョコバナナ味のパン。こう見えて、大の甘党な小嶋。そんな甘いものには目が無いパン職人だからこそ、生み出すことができたのかもしれません!
食材は贅沢に。でもバランスよく
生地がうまくできれば、次は練り込む材料のバランスを調整。—
「チョコバナナという響きは良いが、やり方によっては安っぽくなってしまう」と開発時に小嶋は悩んだ。たっぷりと具材が入ってリッチ感を出しながら、でも安っぽい甘さにならないよう、ちょうど良いバランスとなるよう調整を重ねた。 食感をプラスするために「クルミ」を、バナナの香りをもっと出すためにドライバナナ以外にも「バナナピューレ」をプラスした。 細かな調整の末、職人の手から人気商品が生まれた。
—彼の作るパンは本当においしいです。チョコバナナに続く新たなヒット商品も、その手で近く生み出されるはずです!
「本当にパンが好き。」という真っすぐな想いと「美味しいパンを作り続けたい。」という向上心を持つパン職人「小嶋秀一」。 Pan&のパンを作る、作り手の想い。一人でも多くの人に伝わってほしいと思います。
【写真】小野奈那子